「プログラムどうり」にしない

この先どんなことになるかなんて、お互いにわからなくていいんです。それでいいんです。

だから、プランしてたようになるのではなくて、直感的なものが働き始めるということです。

今の問題は、みなさんプログラムどうりにやろうとすることです。

スタニスラフスキーは、創造というのは直感的なものでなければならないと言っています。 つまり何が起こるかなんて、誰もわからない。その状態がいいのです。相手役がどんな反応するなんて誰も予測ができません。それを知っては行けないのです。

相手役こう反応するだろうなって前もってわかってたら、創造はもうおしまいです。 それがわからない状態になっていると、そうすると本当に面白くなってきて、だんだん引き込まれていきます。

言葉なしでも伝えたくなってきます。 創造は直感的にならなければなりません。

最初に分析をやった意味は、頭で意味をわかるためだけです。作品の意味をわかるためだけ。最初にわかったのは、いろんな面白いシーンがあって、これは喜劇なんだなってことがわかりました。全員おっちょこちょいだということもわかりました。それは頭で分析したことです。それはいいことです。 それをこのリハーサルの間では、生活していきます。

ただ、その生活が生まれるのは、相手役のおかげです。 スタニスラフスキーが言ったとても大事なことは、本当に交流できている場合、相手役をちゃんと感じられている場合、他のものは全て勝手に生まれてくるということです。

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