オンラインでしかできない俳優の能力を成長させる秘密

俳優の本質的な能力を成長させるために、障害になるもの。それは「観客の目」です。
「観客の目」があるために、俳優は緊張し、俳優自身の本来の創造的能力が発揮されず、いかに「見せる」かということに意識が向いてしまいます。
「見られている」からやる。「見せるために」やる。
私達のオンラインクラスは、スタニスラフスキーシステムにおける、創造的な5つの自己感覚のトレーニングも、オンラインでしか実現できないメリット(自宅などの人の目がない落ち着いた環境)を最大限活用し、今までにない非常に本質的な効果が得られるクラスになっています。
本ワークショップでは、前半にスタニスラフスキー・システムについてのレクチャー、後半には、システムの中でも最も日本人に適している『身体的行動』を使い、その場の参加者の状況に合わせながら、チェーホフの戯曲のシーンを実際にトレーニングして行きます。
本アカデミーでは、下記のようなトレーニングを集中的に行っています。
- 相手役を生身の人間として捉える方法
- 相手役の気分によりこちらの反応を変える方法
- ネガティブな感情の安全な扱い方
- 意志を生み出す方法
- 自分の感情をコントロールする方法
- 考えの伴う深い感情と、反射的なエモーションについての理解
- 与えられた状況の中でも人間としてリアルに「生きる」方法
今回の短期オンラインワークショップでは、ご参加の皆様にこれらのトレーニングの一部を短時間でも体感して頂けるようプログラムを組んでいます。是非、実技にご参加下さい!
俳優のトレーニングを現実生活やビジネスシーンで応用する

「観客の目」「人の目」だけに意識が向いてしまうと、それは実生活でも長い目で見て問題を引き起こしやすいものになります。
スタニスラフスキーシステムでは、何のために行動するのか、何を心配し、それをどうしようとしているのかという、その人の動機に関わる部分を「超課題」「貫通行動」などと呼び、舞台上で俳優に対して、そのことを明確にさせるトレーニングを行います。
ですが実際の現実生活の中では「なぜ」「何のために」という、これら動機の部分を曖昧なままにしてしまうことも多いと思います。
舞台という提案された状況の中で自分自身の「超課題」や「貫通行動」とも向き合いながら、自分の中の「なぜ」「何のために」という部分と、全身でもう一度向き合ってみることは、とても有益なことだと信じています。
オンラインワークショップ
日時: 2023年7月9日(日)
13時30分から15時(レクチャー)
15時30分から20時30分(実践)
講師:レオニード・アニシモフ(日本語通訳付)
受講料: 実践希望の場合の参加費:7000円 実践希望しない場合の参加費:5000円 (※レクチャー時はカメラオン/実践時はカメラオフにてご参加頂きます)
参加資格:ネットでzoom接続可能な方。俳優、社会人などどなたでも