Q:俳優の自分に対するメソッドは?
A:1.身体の開放/2.内的注意/3.イマジネーション/4.もしも/5.真実感覚
その通りです。
スタニスラフスキーは、創造活動のプロセスを『化学反応』に例えて話しています。
人間そのものが化学的な実験室ですよね。創造のプロセスもいくつかのエネルギーを混ぜ合わせて生まれます。一つの要素に違う要素を加えて化学反応が起きる、と同じことですね。
創造もいくつかの要素の混合によって生まれるのです。スタニスラフスキーは、どの要素を混ぜ合わせる必要があるか、と言うことについて言っているのです。
一番目が、身体の解放。体の『エネルギー』の解放の事です。 例えば、『氣』のエネルギーによって解放する事が可能です。
二番目が、注意。まず最初に内的注意=超繊細な注意力を発達させる必要があります。
三番目は、イマジネーション
四番目が、『もしも』。これは俳優の個性と密接なつながりがあり、もしも『自分だったら、、』というところが重要です。他人のものでは意味がありません。
五番目が、真実感覚。
この5つの要素がお互いに影響を与え合い、創造のプロセスが始まるのです。
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